
ヒツジグサ
ゆるく日々を綴ったり、まったり創作をしています。
-創作の紹介-
『花とともに散りぬ』
消えてしまった神様を捜す旅に出る神鹿の話
日本のどこかの森に、
誰も訪れたことのない神社があった。
そこには睡蓮姫という神様と、その使いである神鹿がすんでいる。
永いこと2人はひっそりと平和に暮らしていたが、
ある日突然睡蓮姫が姿を消してしまう。
神鹿は睡蓮姫を捜しに行くが、
辿りついた場所は日本だけど、日本じゃないような、
ヘンテコな、天花界という世界だった。
人語を話す郷土玩具、江戸時代の様な格子戸が並ぶ家並み、
街ゆく人はみな着物を着て下駄を履いている。
主を捜し疲れて倒れる神鹿はもみじと名乗る女性に助けられ、
天花界の住人たちに力を借りることになる。
そこで浮き彫りになった妖の問題に巻き込み、巻き込まれながら
睡蓮姫の手がかりを捜すが・・・・
主な登場人物






さつき(神鹿)♂
主人公。人間の姿と白鹿の姿を合わせもつ、神の使い。
人間が誰も参拝に訪れない「睡蓮神社」にて
物心ついたときから睡蓮姫と二人暮らし。
温厚な性格だが世間知らずで基本的に抜けている。
睡蓮姫への淡い恋心を内に秘めている。
天花界に迷い込み様々な出来事に巻き込まれるが、
それらを解決していく過程で自らも成長していく。
睡蓮姫♀
名前の通り、睡蓮の花神(かしん)。
長い髪が印象的な美しい女性。
穏やかな性格で、どこかおっちょこちょい。
自らが育ての親であるさつきのことをとても大事にしている。
ふらっとどこかへ出掛けたり、不思議な力を使ってさつきを困らせることもある。(自覚はない)
何やら謎の多い人物。

睡蓮神社
通常の神社とはどこか違う。
賽銭箱もおみくじもなく、あるのは今にも朽ちそうな鳥居と本殿のみ。
御神体である睡蓮が浮かぶ丸池は、神社内をぐるりと囲っている。
本殿へ行くには丸池に架かる苔むした橋を渡って、鳥居をくぐる必要がある。
人間はなぜかこの神社の存在に気づかない。

あい
天花界にきてからさつきの後を付いてくる
アオスジアゲハという種類の蝶。
言葉での意思疎通はできない。
「あい」という名前はさつきが命名した。
さつきを助けてくれたりする。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
創作を紹介させていただきましたが、まだあまり形として作れていません。
現在はこのお話がモチーフになったイラストを描く練習をしています。
2013年からこの話を作りだし、ようやく自分の中で納得できる絵が描けるようになってきたため、
思い切ってホームページを作ってしまいました。
ゆくゆくは漫画にできたらな…と思っているので、あたたかく見守っていただけたら幸いです。
(2016年7月28日 六鹿 紬)